マニュアル

位置と座標

地球上の観測地の設定、他の天体からの視点(Look from target)、および4つの天球座標系について説明します。

AstroPlotorium ユーザーマニュアル

場所のポップアップ

地球上の観測地

画面左下の【Location】(場所)ボタンには、現在設定されている観測地が表示されます。「Change」をクリックすると、都市名の検索や緯度・経度の貼り付けが行えます。座標の入力形式や観測地の保存手順については、はじめにを参照してください。

標高(Elevation)は海抜メートル単位で指定します。標高は現地の地平線の高さにわずかに影響します(空欄の場合は 0 m として扱われます)。

保存せずに貼り付けただけの座標は、現在のセッション中のみ有効です。再び都市を選択し直すと、その都市が観測地として保存されます。

他の天体から空を見る(Look from target)

太陽系の惑星、衛星、または太陽を選択した状態で、【Location】ポップアップの「Look from target」をクリックすると、その天体を観測地点に設定できます。緯度と経度の数値はそのまま維持され、選択した天体上の経緯度として解釈されます。【Location】ボタンには、その天体名と座標が表示されます。

地球の都市を再度選択すると観測地が地球に戻り、最後に設定していた地球上の観測地が復元されます。また、太陽系天体を選択した際に画面下部に表示される操作バーから、太陽側または地球側からカメラを向けることもできます。

ある天体を観測地点に設定している間、【Navigator】(ナビゲータ)内のその天体の行には望遠鏡マークが付き、空のビューのターゲットとして選択することはできなくなります(すでにその天体の上に立っているためです)。

空のビュー(【2D Planetarium】、【2D Celestial Sphere】、【Ephemeris】、【2D Planisphere】、【2D Solar System】、および【3D Orbit】)はすべて、ここで設定された観測者(観測地点)を基準に描画されます。高度・方位角、出没時刻、およびプラネタリウムの地面もすべてその観測地点のものになります。

4つの座標系(Coordinate systems)

座標メニュー

画面右下の座標メニューでは、空に描くグリッドの種類と、カメラを動かして見回す際の基準軸(フレーム)を切り替えます。座標系を切り替えても星自体の位置が変わるわけではなく、画面端の目盛りやグリッドの基準が切り替わります。

  • 「Horizontal」(地平座標系): 現在の観測地・現在時刻における「高度(Altitude)」と「方位角(Azimuth)」を基準とします。方位角は北(0°)から東(90°)、南(180°)、西(270°)へと時計回りに測ります。プラネタリウムで地上に立って空を見上げる際の自然な座標系であり、観測地や時刻を変えると座標値も変化します。
  • 「Equatorial」(赤道座標系): 「赤経(Right Ascension)」と「赤緯(Declination)」を基準とします。赤経は多くの場合「時・分・秒」(24 時間 = 360°)で表されます。星図やほとんどの天体カタログで使われる基準座標系であり、天球に固定されているため、地球が自転しても恒星の座標値は変わりません。
  • 「Ecliptic」(黄道座標系): 地球の公転軌道面(黄道面)に沿った「黄経」と「黄緯」を基準とします。太陽、月、および各惑星は常に黄緯 0° 付近を通ります。太陽系の天体の通り道(黄道)を確認したいときに適しています。
  • 「Galactic」(銀河座標系): 天の川銀河の円盤面に沿った「銀経」と「銀緯」を基準とします。季節の星座ではなく、天の川銀河の構造を基準に空を見渡したいときに使用します。

画面端の目盛り(Grid rulers)や、オンにした座標グリッドはこの選択に従って切り替わります。一方、選択した天体の【Property panel】(プロパティパネル)には「赤道座標」と「見かけの高度・方位角」の両方が常時表示されるため、座標メニューを何度も切り替えなくても両方の値を見比べることができます。