AstroPlotorium ユーザーマニュアル

【3D Orbit】は、現在観測地点としている天体の上空(軌道高度)から眺めるビューです。画面の大部分を天体の球体が占め、大気は惑星の縁(リム)の輝きとして描かれ、その外側に星空のドームが広がります。地表の目の高さから見上げる【2D Planetarium】とは異なり、【3D Orbit】では地球の場合、高度約 400 km の上空からスタートします。
設定されている観測地の緯度・経度はこのビューでもそのまま引き継がれます。初期状態のホバー(定点滞空)モードでは、天体が自転していてもカメラは常にその観測地の真上に留まり続けます。すでに地表よりはるか上空にいるため、プラネタリウム用の地面や山並みのパノラマは表示されません。
飛行操作(Flying)
- ホバー中の操作:
WキーとSキーで高度を上げ下げします。A、D、R、またはFキーを押すと、ホバーを解除して天体の球殻に沿った水平飛行を開始します。 - 飛行中の操作:
RキーとFキーで軌道に沿った前進・後退、AキーとDキーで左右の旋回、WキーとSキーで高度の変更、QキーとEキーでバンク(機体の傾き)を行います。 - 視線の移動: 矢印キーやマウスドラッグで周囲を見回せます(視線を動かしても飛行コース自体は変わりません)。
- 正面を向く(
Zキー): 進行方向に視線を戻し、ロール(傾き)を水平に戻します。 - 視線方向へ針路を向ける(
Shift+Zキー): 現在見ている方向へ機体の進行方向を向けます。いま地平線の下に隠れている天体の方角へ向かって飛行し、地平線から昇ってくる様子を観察するといった使い方ができます。 - 高度の範囲: 高度は 50 km から 500,000 km の範囲内で移動できます。
- 計器と目盛りの表示:
Uキーで飛行計器(Orbit HUD:方位、ピッチ、ロール、高度)を表示し、Kキーで角度スケール(Scale HUD)を表示します。
画面の情報行には、現在カメラの真下にある地点の経度・緯度、視野角(FOV)、および飛行速度が表示されます。
操作に迷ったときは、画面左下の「?」ボタン(または Shift+F1)で開くキーボードヘルプを参照してください。

宇宙ステーション風の簡易周回軌道(Station-like track)
オプションとして、国際宇宙ステーション(ISS)に似た簡易的な円軌道(軌道傾斜角 51.6°、周期約 92.7 分、高度約 400 km)に沿って移動するモードを選択できます。これは地球低軌道(LEO)の動きを学ぶための教育用の簡易モデルであり、リアルタイムの軌道要素(TLE)や大気抵抗、実際のステーションの通過時刻表を再現するものではありません。このオプションは地球を観測地点としているときに利用できます。
他の惑星・衛星での軌道飛行

月や他の惑星を選択して「Look from target」を実行したあとに【3D Orbit】を開くと、眼下の球体はその天体になります。初期高度もその天体の半径に合わせて自動的にスケール調整されます(なお、ステーション風の周回軌道オプションは地球専用です)。
このビューで経緯度グリッド(G キーでオン・オフ)を表示すると、天体の球体表面にグリッドと自転軸が描画されます。
