マニュアル

カメラと視野

視点の移動方法、視野角(FOV)のズーム、写真表示(Photo Real)、およびプレゼンテーションモードについて説明します。

AstroPlotorium ユーザーマニュアル

視野角(Field of View: FOV)

視野のプリセットとカメラモードのラベル

画面上中央のビューメニューを開くと、「Main FOV」から 90°〜 18 秒角までのプリセット視野角を選択できます(90°、60°、50°、30°、20°、15°、10°、4°、2°、1°、30′、12′、6′、3′、36″、18″)。

マウスホイール、Page Up / Page Down キー、または Shift+Up / Shift+Down キーでもズーム操作が可能です。視野角の数値が小さい(狭い)ほど拡大表示(ズームイン)になります。現在の視野角は、画面の情報行(ステータス表示)に常時表示されます。

広い視野角は空全体を見渡す星図に適しており、数度の視野角は星座全体の観察、1° 未満の視野角は惑星・星団・星雲などを望遠鏡で覗いたときの観察に適しています。

Camera Mode

上図の(1)のボタンからも、視野角を素早く切り替えられます。

カメラモードと視点の動かし方

Camera Mode

視野角の横にある小さなラベル(2)には、現在のカメラモード名が表示されています。

  • 「CtoS」(Center to sphere): 空を見上げるビュー(2D ビュー)のモードです。観測者は球の中心に留まり、周囲を見回します。矢印キーやマウスドラッグで視線を動かせます。Shift+Left と Shift+Right でカメラを回転(ロール)し、Z キーでロールを水平に戻します。このモードでは飛行用のキー(W A S D、R F、Q E)は動作しません。
  • 「OtoT」(Orbit to target): 【3D Universe】で特定の天体にロックしているときのモードです。矢印キーやマウスドラッグで、その天体の周囲を公転するように回り込みます。R キーで天体に近づき、F キーで離れます。Z キーでロールを水平に戻します。
  • 「Free-Fly」(自由飛行): 【3D Universe】で F6 キーを押したあとのモードです。左手のキーで宇宙船を操縦するように移動できます。W / S でピッチ(機首の上げ下げ)、A / D でヨー(左右の旋回)、Q / E でバンク(傾き)、R / F で機首方向への前進・後退(推力)を行います。矢印キーはコックピット内から周囲を見回すだけで、進行方向(針路)自体は変わりません。Z キーを押すと視線が機首正面に戻ります。また、マウスホイールで推力の移動速度を変更できます。
  • 「Orbit-Fly」(軌道飛行): 【3D Orbit】でのカメラモードです。詳しくは3D軌道を参照してください。

キーボードの Y キーと H キーで、カメラの移動・回転速度を 1〜10 の範囲(初期値は 5)で上げ下げできます。現在の速度は情報行に表示されます(なお、【3D Orbit】は独立した速度設定を持っています)。

また、画面上中央にある「auto rotate」ボタンをオンにすると、カメラがゆっくりと自動回転します。これは鑑賞用の補助機能であり、天体の軌道運動ではありません。

【Photo Real】(写真表示モード)

V キーを押すか、ビューメニューの「Photo Real」を選択すると、すべてのパネル、ラベルの枠、およびサイドチャートが非表示になり、ウィンドウ全体に星空だけが表示されます。さらにすっきりとした画面にしたい場合は、あらかじめ右下のレイヤー設定でグリッドや天体名を非表示にしておくと効果的です。もう一度 V キーを押すと元の表示に戻ります。

なお、【2D Solar System】と【2D Planisphere】には背景となる写真的な星空がないため、V キーを押すと代わりに【Presentation】モードが切り替わります。

【Presentation】(プレゼンテーションモード)

P キーを押すと、上下左右のツールバーが非表示になり、小さなタイトル、時計、およびスクリプトのキャプション(字幕)だけが残ります。ガイドツアーの再生や教室・講義での投影に適しています。ビューメニューから「Presentation: w/charts」を選んだ場合は、すでに表示していたサイドチャートとサブ 3D ビューを表示したままプレゼンテーションモードに入ります。

Esc キーを押すと、他の操作よりも優先してプレゼンテーションモードを終了します。なお、【Photo Real】と【Presentation】を同時にオンにすることはできません。

画面上のインジケーター(指標)

指標

画面上中央のインジケーターメニューから、画面上に表示する測定用のガイドマーク(指標)のオン/オフを切り替えられます。

  • 「Circles」(同心円): 直径 0.5°、2°、4° の円を表示し、見かけの角度(視直径や離角)の目安にします。
  • 「Crosshair」(十字線): カメラの中心(照準点)を示します。
  • 「Reticle」(レティクル): 現在選択している天体の位置を示します。
  • 「Orbit HUD」(U キー): 【3D Orbit】専用の飛行計器(高度・方位・ピッチのテープ表示)です。
  • 「Scale HUD」(K キー): 角度のスケールバー(目盛り)です。空のビュー、【3D Universe】、および【3D Orbit】で表示されます。
  • 「Frame」と「Vertical」(カメラフレーム): カメラの撮影画角を示す長方形の枠を表示します。焦点距離は 35 mm フルサイズ換算(24、35、50、70、100、150、200、240、300、600、1000、1500、2000、2400、2800 mm)から選択でき、現在の視野角がどの望遠レンズ・カメラレンズの画角に相当するかを確認できます(空の描画自体は変化しません)。

また、画面の情報行には、現在の照準点の座標(赤経・赤緯、または【3D Orbit】では経度・緯度)、視野角(FOV)、およびカメラ速度を表示できます。

下の画像は、すべてのインジケーターをオンにした状態の表示例です。

指標

画面端の目盛り(Rulers)

画面の縁に表示されるグリッドの目盛り(Grid rulers)は、現在選択している座標系に従います。目盛りの数値が方位角(0°〜360°)であれば「Horizontal」(地平座標)、赤経(時・分)であれば「Equatorial」(赤道座標)が選択されています。座標系は画面右下の座標メニューから変更できます。詳しくは位置と座標を参照してください。